GoProのHyperView・SuperViewとは?他モードとの違い、メリット・デメリットのサムネイル

GoProのHyperView・SuperViewとは?他モードとの違い、メリット・デメリット

GoProらしい映像を撮影できるHyperView・SuperView。他モードとの違いや、メリット・デメリット、利用可能なモデルを解説します。

公開日: 2024.6.24

編集ノート: GoProDB 日本語版では、パートナーリンクからコミッションを得ています。コミッションが記事の意見や、サービスの評価に影響を与えることはありません。

GoProのHyperView/SuperViewとは?

「HyperView(ハイパービュー)」「SuperView(スーパービュー)」は、GoProカメラの独自の広角撮影モードです。

GoProの代名詞ともなった「超広角」機能として最初に登場したのが「SuperViewモード」。アスペクト比4:3のビデオの両端を広げてアスペクト比16:9のビデオに動的に引き伸ばす1ことで、中央は歪みのない映像のまま臨場感のある動画を撮影可能になりました。いわゆる「GoProっぽい、魚眼の動画」がSuperViewです。

その後、HERO11世代から搭載されたSuperViewモードの上位モードが「HyperView(ハイパービュー)」。8:7センサーの最大まで撮影し最終的にアスペクト比16:9に収める2ことで、SuperViewを超える「超超広角」を実現しています。

「HyperView/SuperView」と他のレンズモードの違い

GoProには、以下のようなレンズモードがあります。モデルによって搭載されているレンズモードは異なります。

画角モード焦点距離備考
HyperView12mm超超広角
SuperView16mm超広角
広角/ワイド16~34mm広角
魚眼無効24mm~49mmワイドの歪みを軽減
リニア19~39mm広角の歪みを軽減
狭角27mm最も狭い

※ 焦点距離はモデルによって違いがある場合あり

焦点距離は、物理カメラレンズの光学的な中心からイメージセンサーまでの距離を指します。一般的に、14mmから35mmの焦点距離を持つレンズが広角レンズとされるため、そこからもHyperViewがいかに広角かということがわかります。

なお、人間の焦点に近い「標準レンズ」の焦点距離35mm程度と言われているため、GoProで言えば「リニア」がそれに相当します。

HyperView/SuperViewのメリット・デメリット

広角映像を撮影するには最適なHyperView/SuperViewですが、メリット・デメリットもあります。

メリットデメリット
- 臨場感と没入感の高い映像を撮影できる
- 他のカメラでは撮影できない映像を撮影できる
- 引き伸ばした分、両端に歪みが生じる
- 合わないシーンで使うと違和感がすごい
- 撮影できるモードに制限がある

HyperView/SuperViewの最大のメリットはGoProならではの広い風景や背景を含めた動画を撮影できる点でしょう。特にアウトドアなどのアクションシーンでの撮影で力を発揮します。

一方で、HyperView/SuperViewは「物理的に広い画像」をとっているのではなく、左右を広げるデジタル処理をしている映像のため、どうしても左右の画面が歪んでしまいます。映像によっては、左右だけ手ブレが大きくなってしまって聴者が酔ってしまうケースもありますし、シーン次第では雰囲気を壊してしまうケースも。実は、適材適所を見極めるのが意外と難しいモードでもあります。

また、HyperView/SuperViewは撮影できるモードにも制限があります。そのため、HyperView/SuperViewモードでGoProを使いたいのであれば、必ず「撮影した画質(解像度・フレームレート)で、HyperView/SuperViewが使えるのか?」をスペックから確認しておきましょう。

「HyperView/SuperView」に対応するGoPro

最後に「HyperView/SuperView」に対応するGoProを見ていきましょう。

GoProシリーズSuperViewHyperView
HERO12
HERO11
HERO10-
HERO9-
HERO8-
HERO7
-
HERO6-
HERO5-
HERO4
-
HERO3+
-
HERO3--

※ Blackモデルのみ

HyperView、SuperViewともに、最上位モデルのBlackモデルのみで使うことができます。SuperViewは、HERO3+ Black以降のモデルで使うことができ(ファームウェアアップデート後)、HyperViewはHERO11以降のモデルでのみ使うことができます。

Footnotes

  1. SuperViewとは? | GoPro
  2. HyperViewとは | GoPro

タグ:GoProの基本機能