買うのとどっちがいい?GoProレンタルのコスパを検証
高額なデバイスであるGoProを低価格で利用できるレンタル。GoProが故障した際のも含めて、購入とレンタルのコスト比較し、メリット・デメリットを解説します。チェックすべき部分やパーツから、中古GoProの選び方を徹底ガイドします。
公開日: 2024.5.26
GoProを買う場合とレンタルの場合の費用比較
まず最初に、GoProを新品で購入する場合(定価時・セール時)と、レンタルの場合の費用を比較します。
新品はGoPro公式サイトから本体のみを定価で購入、レンタルは家電レンタルサイト「Rentio」でレンタルする場合の比較です。なお、RentioのGoProレンタルは月額利用の場合は最低2ヶ月の利用が必要です。
定価購入時
期間 | 定価購入 | セール時購入 | レンタル | 定価差額 | セール差額 |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | ¥62,800 | ¥47,400 | ¥0 | -¥62,800 | -¥47,400 |
7泊8日 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥7,980 | -¥55,820 | -¥39,420 |
1ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥7,500 | -¥56,300 | -¥39,900 |
2ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥15,000 | -¥48,800 | -¥32,400 |
6ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥45,000 | -¥18,800 | -¥2,400 |
8ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥60,000 | -¥3,800 | ¥12,600 |
10ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥75,000 | ¥11,200 | ¥27,600 |
1年 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥90,000 | ¥26,200 | ¥42,600 |
比較をしてみると、定価購入との比較では9ヶ月目でレンタルの方がコストが高くなり、セール購入との比較では7ヶ月目でレンタルのがコストが高くなります。
つまり、半年以上使うのであれば、購入した方がコスパは高くなりますが、例えば2ヶ月だけ使うのであれば、新品をセール時に買うよりも1/3ほどのコストで済むため、かなりコストをさえることができます。
GoProが故障した際の費用比較
次に、GoProが故障してしまった場合の費用を比較します。故障は、初期不良であれば購入でもレンタルでも費用は不要ですので、故意の過失(落下や水没など)で故障させてしまったケースを想定して比較します。
新品購入の場合は、GoProのサブスクサービス「GoPro Premium」のカメラ交換サービスを使うものとします。カメラ交換サービスは、サブスク加入者向けのサービスのため、サブスク代金(年額6,000)と交換手数料(12,300円)を加算します。
GoProのサブスク「GoPro Premium(旧GoPro Plus)」とは?
GoProのサブスクサービス「GoPro Premium」について解説。サービス内容と目玉のクラウド保存、カメラ交換サービスについて詳しく解説します。
レンタルの場合は、Rentioでは過失ありの故障の場合は2,000円が上限1と設定されているため、2,000円とします。ちなみに、Rentioでは修理が不可能な故障の場合は、販売金額の100%を上限とする金額を請求するとあるため、注意が必要です。
期間 | 定価購入 | セール時購入 | レンタル | 定価差額 | セール差額 |
---|---|---|---|---|---|
2ヶ月 | ¥62,800 | ¥47,400 | ¥17,000 | -¥45,800 | -¥30,400 |
6ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥47,000 | -¥16,800 | -¥400 |
8ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥62,000 | -¥1,800 | ¥14,600 |
10ヶ月 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥77,000 | ¥13,200 | ¥29,600 |
1年 | ¥63,800 | ¥47,400 | ¥90,000 | ¥26,200 | ¥42,600 |
故障が発生すると想定すると、レンタルの方がコスパがよくなる期間がグッと長くなり、最大で1年ほどになります。ただし、故障状態によっては「販売金額の100%を上限とする金額を請求」という点を考えると、やや不安点が残ります。
購入 vs レンタル、どちらが良い?
ここからは、購入、レンタルそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
購入のメリット・デメリット
項目 | 購入のメリット | 購入のデメリット |
---|---|---|
コストパフォーマンス | 長期的に見るとレンタルよりも経済的 | 初期費用が高い |
所有感 | 完全な所有権があり、自由に使える | - |
最新機能の利用 | - | 新しいモデルがリリースされると古くなる可能性がある |
メンテナンスと修理 | - | 修理やメンテナンスに追加費用がかかる可能性がある |
レンタルのメリット・デメリット
項目 | レンタルのメリット | レンタルのデメリット |
---|---|---|
コストパフォーマンス | 初期費用が高い | 初期費用が低い |
所有感 | - | 所有感がなく、利用期間に制限 |
最新機能の利用 | 常に新モデルを使うことも可能 | - |
メンテナンスと修理 | 壊しても最低限の修理費用で済む | - |
結論: 10ヶ月未満での使用サイクルならレンタルもアリ
ここまでみてきた通り、購入する場合とレンタルする場合のコストの分岐点はおおよそ10ヶ月ほど。
そう考えると、次のようなケースの場合はレンタルがお得です。
- 1年に一回程度壊してしまう
- 使う期間10ヶ月未満で限定されている
上記以外のケース、例えば、
- 頻度は低いけど通年で使う
- 最新モデルは不要だから数年は使い倒したい
という場合は、間違いなく購入する方がお得です。
以上を踏まえて、
- GoProをどのように使いたいのか?
- どれくらいの期間で使うのか?
- どれくらいの頻度で買い替えたいのか
の3つのポイントを考えて、レンタルにするのかどうかを決めると良いでしょう。
Footnotes
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